お知らせ

2025/04/02 08:11

1:腸内環境の改善【腸活】に着目しよう!

『健康で長生きしてほしい』『丈夫で健康に過ごせる身体をつくってあげたい』

こういった想いは、ペットと暮らすご家族であれば誰もが考えることだと思います。

これらの願いを叶えるために、今日からすぐに取り組めるのが『腸活』なんです。

腸活とは、食事やサプリメントを利用して
腸内フローラ(腸内細菌叢)を整える、つまり善玉菌を増やして悪玉菌を減らすことで
腸内細菌の多様性を高めていく方法です。

人では腸内フローラの乱れにより様々な病気の発生に関連していることや、
それらに対して腸活が有効であることがどんどん解明されてきています。

近年では、動物(特に犬)においても腸活の有効性が注目されるようになってきました。

2:腸内フローラと身体の健康の関係

腸は食べたものを消化・吸収するだけの臓器だと思っていませんか?

実は!
腸は体の免疫を支える大きな役目を持っているのです!
なんと腸には免疫を担当する細胞の70%が集まっているといわれています。

この腸の活動を支えているのが腸内フローラであり、特に善玉菌が作り出す短鎖脂肪酸は
非常に重要な役割を果たしています。

短鎖脂肪酸は免疫の調整だけでなく、腸のエネルギーとなって悪玉菌を減らして腸内環境を改善させるほか、
代謝や食欲の調整にもかかわっています。

腸内フローラを豊かにすることは、脳、心臓、肝臓、腎臓などの活動にも影響を与えており、
身体の中でも非常に大きな要素となっています。

3:腸と皮膚の関係

人では腸内フローラが乱れることで炎症を引き起こす免疫細胞が暴走し、皮膚や消化管に影響を与えていることがわかっています。
ここからアトピー性皮膚炎やニキビでも腸内フローラの乱れが発見されました。
また、腸内フローラの多様性が低い乳幼児では、アトピー性皮膚炎を発症するリスクが高くなることがわかっています。
さらには赤ちゃんの頃にアトピーを発症すると、成長とともに食物アレルギーや喘息、花粉症といった他のアレルギーを引き起こす可能性が示唆されています。

犬や猫における皮膚病と腸内フローラの関連性は人の研究ほど調査が進んでいませんが、犬アトピー性皮膚炎の症例を対象にして腸活を行ったところ、皮膚症状の改善やステロイド投与量の減量などが報告され、さらに発症を予防する可能性や発症しても軽度ですむ可能性が示唆されています。

このように腸活は皮膚だけでなく、体全体の免疫や調子を整えてくれる素晴らしい取り組みなのです。

近年の研究で、乳酸菌(パラカゼイ菌)とオリゴ糖(ケストース)の併用によって、犬アトピー性皮膚炎の患者さんに効果があったという報告がされました。

参考文献
1:Complementary effect of oral administration of Lactobacillus paracasei K71 on canine atopic dermatitis.
2:Clinical effects of combined Lactobacillus paracasei and kestose on canine atopic dermatitis.

ANIDERMではこれらの論文を参考に、2種類のパラカゼイ菌とケストースを組み合わせた腸活サプリをご提案しています。
ぜひ愛犬・愛猫の健康維持にお役立てください。