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2025/02/20 09:54

トイプードルは、ふわふわとした巻き毛が可愛らしい人気の犬種ですが、実は皮膚病になりやすいという一面も持っています。今回は、獣医師の視点から、トイプードルで特に注意すべき皮膚病と、その予防・対策について解説します。

トイプードルは皮膚病になりやすい犬種
トイプードルは、その美しい巻き毛を維持するために、定期的なトリミングやシャンプーが欠かせません。しかし、このことが皮膚のバリア機能を低下させ、皮膚病のリスクを高める一因となっています。また、トイプードルは遺伝的に皮膚が弱く、アレルギー体質の個体も多いことも、皮膚病の発生率を高めていると考えられています。

トイプードルで注意すべき皮膚病7選
①アトピー性皮膚炎
ハウスダストや花粉などのアレルゲンが原因で起こる皮膚の炎症です。
②外耳炎
細菌、真菌(カビ)、耳ダニ、アレルギーなど、様々な要因で耳に炎症が起こる。
③原発性脂漏症
遺伝的な要因で皮脂の分泌異常や皮膚の角化異常が起こる。
④脂腺炎
脂腺炎は自分の免疫細胞が皮脂腺を攻撃することで皮脂が分泌されなくなる病気です。
⑤クッシング症候群
副腎皮質ホルモンの過剰分泌。下垂体腫瘍、副腎腫瘍などが原因となる。
⑥甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの分泌不足で脱毛や感染症を引き起こします。
⑦アロペシアX
ホルモン異常、遺伝的要因などが関与していると考えられており、体幹部を中心に左右対称性の脱毛が起こる。

トイプードルが皮膚病になった時は、この中の病気が関わっている可能性が高いので、病院で診断してもらいましょう。

皮膚病の予防
トイプードルの皮膚病を予防するためには、以下の点に注意することが大切です。

適切なスキンケア
定期的なシャンプーやブラッシングを行い、皮膚を清潔に保ちましょう。
トイプードルに適したシャンプーを選び、低刺激のものを使いましょう。
シャンプー後はしっかりと乾かすことが重要です。
食事管理
バランスの取れた食事を与え、皮膚の健康を維持しましょう。
アレルギーが疑われる場合は、獣医師に相談し、適切なフードを選びましょう。
生活環境の管理
室内の清潔を保ち、ダニやノミの発生を抑制しましょう。
アレルギーの原因となる物質をできるだけ除去しましょう。
定期的な健康チェック
定期的に動物病院で健康チェックを受け、早期発見・早期治療に努めましょう。
皮膚に異常が見られた場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

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